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「就活日記」 番外編 ”地下鉄 爆弾テロ遭遇!?”
危険物

大阪に旅立った日よりさかのぼること14日。。。
いつものように家を出る私。
普段と何も変わらない。
いや、変わらないはずだった・・・
恐怖へのカウントダウンが始まったことを除いては・・・

今日の舞台は地下鉄だ。
空は高く澄み渡っているが、電車の窓に映る景色は夕立のそれだ。
トンネルの中は、夕立の空のように真っ暗だ。
ゴォォォーと唸りを上げて走り続ける地下鉄。
ときたま見えるトンネル内の蛍光灯が、まるで雷のようだ。
すぐにトンネルを抜ける。
そして晴れ空が顔をのぞかる。
夕立が去った空のように・・・

人は、まばらだった。
乗ってくる人も少なければ、降りる人も少ない。
別に寂れているわけではないが、今の時間帯は単に利用者が少ないだけだろう。
そのためか、自分の車両にどんな人が乗っているのかがひと目で分かる。

ちょっと小太りのおばさん。(寝ている)
眼鏡をかけた若いサラリーマン。(新聞を読んでいる)
ブランドで身を固めた女性。(携帯をいじっている)
ドラえもんで言う、のび太のような高校生。(ウォークマンを聞いている)
そして私。(考えにふけっている)

みんなそれぞれいろんなことをやっている。
他人のことなど気にもせずに、自分の世界に閉じこもっている。
電車の中では当たり前の行動かもしれないが、なんだか陰鬱でいて悲しい。。
暗い電車の中では、なおさらそう感じるのかもしれない。

電車は駅に着いた。
人々の動きはあまりない。
乗ってきた人物と言えば、大きな紙袋を持った女性だけだ。
見るからに大学生のようだ。
ちなみに、この時降りた人はだれもいない。

電車が走り出す。
ゴォォォーと唸りを上げて走り出す。
地下鉄独特の匂いが、窓の隙間から吹き込んでくる。

みんなまだ自分の世界の中だ。


と・・・


さっき乗ってきた女性が紙袋の中をまさぐり始めた。
取り出したのは、からっぽのペットボトル(ラベルなし)。
そして黄色い透明の液体が入った容器。
その黄色い透明の液体を、空のペットボトルに注ぎ込む。

コポッ、コポッ、コポッ・・・

空のペットボトルの4分の1が満たされた。
次に取り出したのは、イチゴシロップ(カキ氷用)のような液体の入ったビン。
これも同じように、先ほどのペットボトルへ移していく。

コポッ、コポッ、コポッ・・・

黄色い液体と、赤い液体が混じりだした。
微妙に2層に分かれたその混合液。

と・・・

急にその女性は、その混合液の入ったペットボトルを激しく上下に振り出した!!

シャカ、シャカ、シャカ・・・

均等に混じったその液体は、ほんのり赤い色をしていた。
しかし、トマトジュースでもなければ、アセロラジュースの色でもない。
赤い絵の具を、ちょっぴり水で溶かしたような色だった。
液体の感じも、ペットボトルにへばりつくような感じで、見るからに、


「飲めません!!」


って色をしていた。















そして次に紙袋から取り出したのは、透明の液体・・・


「水だ!!」


私は一瞬そう思ったが、急に頭をよぎった物がある。













ま、まさか「ガソリンか!!」













変な汗が出てきた。
最近テロ事件が問題になっているためか、悪い方向に考えが向いてしまう。
「こりゃ、ヤバイかも・・・」
そう思わずにはいられなかった。

さ、さらに・・・

ふと周りを見てみると、先ほどまで自分の世界に閉じこもっていた人々の視線が、いっせいにその女性へと向けられているではありませんか。
しかも全員顔が引きつっている状態。。
みんなも、この危機的状況に気づいたようだ!
言葉を交わさなくても、みんなの考えが「もしかしてテロか!?」であることは容易に想像ができた。
なぜなら、さっきとはまるで違って、みんながそれぞれ顔を見合わせて「これ、やばいんじゃないの」って目で会話をしだしたからだ。
会話をしていないのは、例の女性(テロリスト)だけである。
女性は、もくもくと液体を混ぜる作業を続けていく。
ペットボトルの中身はいかにも「危ない色」に変わっていた。
さっきよりもかなり濃く、不気味な色だ。。
そう、危険信号(赤)のように・・・

シャカ、シャカ、シャカ・・・

ペットボトルよりも試験管の方が似合いそうなその液体。
かなり念入りに混ぜている。
女性はまったく私たちの視線には気づかない。
いや、無視しているのかもしれない・・・
私たちの目は、彼女に「生きるって大事なことだよ!」「命は1つしかないんだよ」ってことを訴え続けていた。
同情を誘う目を、100%無視・・・
彼女はまるでロボットだ。
あらかじめ、打ち込まれた命令のみを忠実にこなしていく。

彼女の手が止まった。

電車はまだ止まる気配すらない・・・・

カウントダウンが「10」をきったようだ。
彼女は達成感からか、微かに笑っているように見えた。

混ぜ終えたペットボトルの蓋がゆっくりと開けられる。
開けたら「ドカ〜ン!!」なのか、それとも揮発性の毒なのかさっぱり分からない。
危ないものに変わりはないのだろうが・・・
静まり返る車内。
あの「ゴォォォー」っという電車の音も今は耳に入ってこない。
死へのカウントダウンが、私たちを恐怖へと導いた。













ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ・・・













「の、飲むんかい〜!!!!!」












満足そうな彼女。
そして今度は紙袋の中から「サラダ」を出して、その液体を一周かけて

ムシャ、ムシャ、ムシャ・・・

と食べ始めました。
電車の中で遅めのご飯っだったようです。
みんなは、安堵のため息と共に自分の世界に帰っていきました。

結局、あの赤い液体が「特製の栄養ドリンク」だったのか「秘伝のドレッシング」だったのかいまだに分かりません。







昨日の正解は↓にあります。















正解は「けん玉」です。
※まだ「昨日の記事」読んでいない方のために、答えは反転しています。
| バカ話 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
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