CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 「大阪・就活日記編」 新幹線の中での天国と地獄・・・ (後編)その2 | main | 「就活日記」 番外編 ”地下鉄 爆弾テロ遭遇!?” >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「大阪・就活日記編」 番外編「テロ事件遭遇!?」
犯人像

新幹線のぞみ号は、名古屋を通過した。
揺れる車内は意外に静かだ。
耳をすませば、人の寝息さえも聞こえてきそうな程・・・

「新幹線」そして「時間」は止まらない。
しかし、「人」と「空気」は止まっている。
「静」と「動」が共存した空間・・・
その空間に唯一うごめく1人の男!
主人公の私とテロリストが描く駆け引きとは!

ついに、「テロ事件遭遇!?」の火蓋が切られた!!
どのくらい時間が経っただろう。
窓の外には、流れる景色。
新幹線とは逆方向に流れていく雲。
その雲も次第にどんより、重たくたちこめてきた。

ポツッ、ポツッ・・・

雨が窓をぬらし始めた。
そとの喧騒とは無縁の車内。
「静かなものだ・・・」
ポツリともらす独り言。。
ちょっと大きめの声での独り言だったが、聞いているものは一人もいないだろう。
みんな疲れて寝てしまっているのだ。
どれくらい時間が経っただろう。
いつしか雨が窓を叩いていた。

車内では、人が動く気配がないし、空気の流れもない。
私も心地よいその雰囲気に身を任せ、動こうとはしなかった。
しかし、その雰囲気に逆らうかのごとく動く1人の男がそこにいた。
正確には、私の座っている座席の右斜め前にだ。
その男は、全身黒のスーツにちょっと大きめの黒のカバンを抱えていた。
年のころは、私と同じだろうか。
つまりは同じ就活生に思えた。
新幹線の中が活気にあふれていた時は、確かウォークマンを聞いてピクリとも動かなかった男だ。
周りが静かになったとたん動き始めたのだ!
まるで夜行性の動物かのように・・・

周りが静かなだけあって、当然男の行動は目立つ。
もちろん私はその男を、”ただ同じ時間に乗り合わせた男”としか見ていない。
しかし人間というものは、動くものが気になってしまうもの。
私も例外ではない。
その男の様子を見ている私。
男は黒いカバンを膝の上に乗せたかと思うと、あたりをキョロ、キョロしだした。
あまりにも不自然な行動だった。
まるで人に見られては困るかのように。
「見られて困るならトイレとかに行けばいいのに・・・」
そんな私の心の中とは裏腹に、男はカバンのファスナーを静かに開けていった。

男の行動は常に周りを意識していた。
ふと彼はコチラを見てきた!!


「か、感づかれたか!!!」


私は「気」を消していたはずなのに、彼のスカウターは私をとらえたようだ。


「し、しまった〜!!!」


男の視線はまだ私に注がれたままだ。
だが、現段階で私がずっと見ていたことを男が気づいたとは限らない。
私は顔色ひとつ変えずに窓の外へ視線をそらした。
まだ男の視線を感じる。
私は相変わらず外を眺めている。

雨がさらに強くなってきた。
もう男の視線は感じない。
いったん止めた手を動かす男。
どうやら大丈夫だったようだ。

いぜん、警戒を緩めないその男と私の静かな戦いが始まった。
男はファスナーを開け終え、手をおもむろにカバンの中に突っ込んだ。
私は気づかれないように、そっと男の行動を見ていた。
明らかにこちらを警戒しているようだが、男の行動は迅速にかつ正確に進んでいった。
男の手がカバンの中から少しずつ出てきた。
その男の手に握り締められているある物・・・


「なんだあれは!!!!」












私は見てしまった。。
見てはいけないものを。。















それは、「爆弾」である。














大きさは「ドラゴンボール」くらい、いや「野球のボール」よりひと回り小さいくらいだろうか。
色は真っ赤だ!!
まるで血の色のようだった・・・
その赤い球体の先には、細くて長い紐のようなものがくっついていて、カバンの中にまで延びていた。


あ、あれは、「導火線だ!!!」


さらにタバコにライター、携帯電話などの準備(確認)をしているその男。
私は身震いした。
今までに、これ程死に近づいた経験はなかったかもしれない。













と・・・

車内にアナウンスが流れ始めた。


「ただいま、危険物持ち込みの禁止を呼びかけています。」

「車内で不審物を見かけましたら、車掌または駅員にお声かけください。」


「・・・・・・」

なんというタイミングだろう。


私はすぐに、「ここにありますよ〜!!!!」ってデカイ声で叫びました!!

もちろん心の中で・・・
銃を持っているかもしれないですし、今爆発しちゃったらもともこもないですから。

「途中下車しようかなぁ〜」
「初めての新幹線でお陀仏か〜」
などとずっと考えていました。

そこにジュースを売りにきた販売員の方がやってきました。
私はしきりに目で訴えました!


「そこの人テロリストですよ〜」

「食いもん売ってる場合じゃないですって!!」


必死の形相の私。
そして販売員の方がやっと気づきました。


販売員:「どうしました?」

販売員:「トイレなら向こうにありますよ。」

私:「え、あ、はい・・・」














私:「まったく、トイレじゃないのに。。」
完全にタイミングを逃しました・・・
通り過ぎていく販売員。


「自ら命綱をたってしまったー。」


遺書の準備でもしようか・・・
だけど燃えておしまいか。。
隣では、おばあちゃんと孫娘がそろって寝息をたてている。

私の完敗だった。
男を捕らえる手立てもなければ、止めることも不可能だ。
私はもう一度その男の方に視線をやる。
いまだに爆弾は手に握られ、導火線がカバンの中にまで延びていた。

もうすぐ次の駅に着く。
ふと、男が動いた。
導火線をたぐり寄せ始めたのだ。
私は呆然と眺めた。
とうとう導火線の先に火をつける時がきたようだ。
導火線の先・・・・・













「な、なんだあれは!!!」


そう疑問が浮かぶ前に、すぐに正体がわかったのだが・・・
安堵のため息。
クタクタと崩れ落ちる私。
どうりで”コソコソ”していたわけだ。
やっと納得のいく私。

雨もようやくやんだようだ。
寝息が聞こえていた車内も、ようやく賑やかになってきた。
次の駅はもうすぐだ!

番外編「テロ事件遭遇!?」 完

※爆弾の正体はいったいなんでしょう、みなさんわかりましたか?
みなさんから、爆弾の正体、感想などを募集してます。
正解は明日発表しますのでお楽しみに〜

次回 本当に番外編! 「地下鉄テロ事件遭遇!?」 をお送りする予定です。
| ちょっと聞いて! | 22:09 | comments(2) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 22:09 | - | - |
コメント
こんにちは、あさみさん!
「大阪就活日記」読んでくれてありがとう〜
爆弾の正体は次回発表しますね。

おぉ〜
明日東京に来るんですか!!
就活でくるのかなぁ〜?
新幹線の中でこんな体験をするのは私ぐらいのものですよ、きっと(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
だから安心して大丈夫です(笑)
もしよかったら「東京就活日記」を書いてみて下さいね。
楽しみにしてます〜
ではでは
| kyo(管理人) | 2004/04/12 1:18 PM |
こんにちは、大阪就活日記楽しみに読んでます(笑)
って、何ですか、爆弾って(>_<)
明日私東京行くんですよ〜、新幹線で!
こ、こんな目にあったらどうしよう…。
| あさみ | 2004/04/11 11:44 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kyosuke.jugem.cc/trackback/58
トラックバック